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2.なぜあの人はあんな事を言うのか?

更新日:2021年10月27日



他人に対して、いつも不平不満を持ったり、

怒ったりしている人が、たまにいます。


「仮想化」というスキルが低い人の特徴です。


仮想化とは、IT(PC)の世界で使われる言葉で、

たとえばMacbookの中に、Windowsを入れる、といった、

本来のものとは別の「なにか」を、仮に作り出して、想定してみる、

というものです。


相手の立場になり切って、自分が相手になったと完全に思い込んで、

その役柄になりきって相手の視点で考えてみる、ということです。


何らかの理由で、人間不信になってしまっている人、

先天的・後天的原因で精神的にダメージを負ってしまっている人、

その他、いろいろな原因があるのですが、

「仮想化」してみることができない人が、増えている気がします。


<解決方法>

・何か他人から嫌な言葉を受けたり、嫌な行動をされたときは

 すぐに反応しない。

・まず、「仮想化」で、相手(たとえばAさん)になりきってみる。

 →Aさんが自分になぜその言葉を投げかけたのか、その時の

  Aさんの感情を想定してみる。


<解説>

多くの場合、たいていの人の発言、行動には理由があります。

Aさんがあなたに何か傷つくような言葉や行動をしたということは、

Aさんがそうしたくなるような原因がどこかにあったはずだ、

という事になります。


仮想化は、そのことを知るお手伝いになります。


あなたが何かに対して腹を立てたり、文句を言いたくなるのと同じように

他人・・AさんやBさんも、何かの理由でそうしているだけです。


Aさんがあなたに発した「ひどい言葉」の原因を、仮想化して冷静に見てみると、

実は自分がその前にAさんに言ったことが原因かも知れないし、

自分がAさんにした事が原因で、Aさんが不満に思っていたかも知れない、

という風に、冷静に、客観的に分析できるようになります。


あくまで仮想化なので、相手に完全になり切る事はできなくて良いのです。

「私が」「俺が」「僕が」と、自分・自分・自分・・・という感情を一度

置いておいて、別の視点・・AさんやBさんになり切って考える、という点が

仮想化のメリットです。


 


自分の気持ちや感じ方ばかりにフォーカスしていると、他人との関係値は上がらず、

周りの人と良好な関係を築くのに時間がかかってしまいます。


多くの場合、他人の自分に対する言動や行動には、それなりの理由があります。

あなたとは違う考え方や感じ方をもとにしているだけなので、その相手の行動や言動の

背景を知ることで、あなたの世界は広がります。


さあ、「悲劇のヒロイン」を演じることをやめて、少しずつ仮想化のトレーニングから

始めましょう。


<今日の結論>

相手に成りきる、仮想化をする癖をつけよう。 →仮想化によって、相手の行動パターンや思考パターンがわかる。

 →相手が何をしたら不快か、不満かがわかるので、その地雷を

  避けることができるようになり、よい関係が構築できるようになる。

<今日のチェックポイント>

・自分の事ばかり考えていませんか? ・自分が受けた嫌なことばかり考えていませんか? ・なぜ相手がそうしたか、を無視していませんか?

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